先日の練習は久しぶりの南が丘公民館。
外はもう梅雨入りしたかのような大粒の雨で、降り注ぐ雫は小気味よいリズムを刻んでいます。
MIMIの感染症対策は、練習場のドアを開けるところから始まります。
窓を開け、扇風機を回して風の流れを作り、間隔をあけて椅子を並べ、体温報告に消毒、そして歌用マスク。
練習の合間には、休憩を兼ねた換気タイムを何度か設けます。
このご時世、合唱と聞くと身構えてしまう方が多いかもしれません。
ですが、音楽は不要不急のものではありません。
人と人とを繋ぎ、癒し癒され、元気になれる。
こういう時代にこそ必要なものだと思うのです。
だからこそ、ただ足踏みをして嵐が通り過ぎるのを待つのではなく、どうしたら歌い続けられるか知恵を出し合い、時代に合ったやり方で進化させていくことが大事なのではないでしょうか。
もちろん、感染症対策はその場だけのものではありません。
最も大切なのは、日頃から自身の免疫を正常に保つための身体を作ること。
それには、バランスの良い食生活、質の良い睡眠、適度な運動が不可欠です。
どれだけマスクをしても、ビシャビシャになるまで消毒をしても、ファストフードを食べながら夜更かしして一日中ベッドでゴロゴロしていては本末転倒なのです。
幸い日本人には『和食』という、ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統的な文化があります。
昔ながらの和食には、味噌、納豆、麹などの発酵食品や、玄米、生魚、海藻、緑茶など、日本人の体質に合った、それでいて免疫機能を維持するのに欠かせない食材がたくさんあります。
玄米、味噌汁、魚、野菜の煮物、納豆、糠漬け、緑茶。
そんな食生活が、我々日本人を守ってくれているのかもしれませんね。
私たちにとって歌うことは、生活を輝かせてくれるもののひとつです。
音楽を楽しむために、そして人生を楽しむためには、元気でいることが一番。
自分にできる範囲で、様々な角度からの感染症対策をしていけるといいですね。