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ステージで七変化!?

↑タイトルを見た人は

「あら、今度の演奏会でMIMIは、歌舞伎みたいな早変わりでもやるのかな?」

 

いやいや、そうではないのです。

 

ランタナ (和名シチヘンゲ) 写真はメゾソプラノのT・Yさんより
ランタナ (和名シチヘンゲ) 写真はメゾソプラノのT・Yさんより

演奏会まで1カ月足らず!たくさんの曲をおさらいしています。

歌う時には「歌の気持ち」になってみます。

 

詩の登場人物や情景、またそれを観る詩人の思い、作曲家の思い… を想像します。

 

先生のご指導を受けながら、1曲に託された世界観が段々と見えてくるのは、練習の大きな楽しみです。

これまでMIMIで歌ってきて、いろいろな歌の美しい景色を見てきました♪

キツネもタヌキも!
キツネもタヌキも!

ところで、曲集やステージ構成によっては、1曲ずつ「主人公」や「物語」が異なる歌を組み合わせる場合があります。

例えば「日本抒情歌曲集」では「早春賦」「待ちぼうけ」「ゴンドラの歌」など、作者も雰囲気も異なる歌が並びます。

ポップスステージもそうですね。

 

その組み合わせが面白いのですが、歌う時には1曲ごとに呼吸を整え、表情を変えて、それぞれの「歌の気持ちの人」に☆変身☆しなくてはなりません。

これが「ステージで七変化!」というわけです。

南が丘の桜のように
南が丘の桜のように

4月の演奏会の曲目は、作者の異なる歌や、1曲ずつ物語のある歌の組み合わせがあるので、変身する数は… 10以上、いやもっともっと!?

 

早春の光に、モーツァルトの春の調べを思って心浮き立たせたり、

切り株に当たるうさぎの偶然を待つオロカモノになったり、

月明り揺らめくセピア色の夜に、ゴンドラで恋を語ったり…♡ (歌の中です!)

 

先生が示してくださる歌の世界を目指して、1曲1曲を大切に。

様々な音楽の景色を、演奏会で皆様と一緒に遊覧できますように、がんばっています。